作業ブログ

2025 / 11 / 20
21:29

自転車フレームの塗装

今回は自転車のフレームの錆を落として、再塗装して欲しいとのご依頼です。

 

傷から錆が発生していますね。

全体像を撮り忘れましたが、なんだかすごくかっこいいフレームです😆

研磨した鉄の素地にクリアーが塗装してあるだけな感じ?

文字も塗装ではなくブラスト処理で印字されているだけの様で、シンプルで好きです😍

 

 

調べてみた所、クロモリ製のフレームらしい?

クロモリって聞いたことはあっても良く知らなかったので、またまた調べてみたら…

 

スチールベースで、鉄にクロムとモリブデンを添加したクロムモリブデン鋼で、重量比と強度に優れているとか…

 

……良く分からんけどすごいらしい?😗

 

 

とりあえず細かいところが多いので、入りきらないけど無理やりブラスト掛けてみました!煙い!

穴の中には掛からない角度で噴射します。

 

 

ブラストメディアはガラスビーズを使っています。

その名の通り砂のようなガラスビーズを圧縮空気と一緒に放出して、表面を研磨します。

あとはアルミナサンドというアルミ粉も良く使われます💡

ブラストの時には
『エンブレムは取れないから、砂かからないように、後でエンブレムの周りだけ手作業で下地処理しよう〜』
と思っていたんですが、

 

このエンブレム、ネジ止めなんです!

細かすぎててっきりリベット止めかと思いましたが、、

1.5mmの極細6角レンチで止まっていて、ネジの切り込みも非常に精巧な作りです。

素晴らしい作りに感服。

 

さて、ブランコに吊り下げます。

 

こちら単管パイプで組んだオリジナルで、自動車の大きな新品パネル(トランクやドア)などを塗装する時に重宝します😊

 

 

サフェーサーで一旦錆を止めます。

 

このあと、ご依頼主様のご要望でフレームの凹みをパテ埋めしてから塗装します。

 

 

一緒にフロントフォークも塗装。

 

空研ぎ1200番でサフェーサーを研ぎつけました。

 

 

あとは吊るして塗る!!

マスキングは、サフェーサーを研ぎつけた後に貼り直しました。

なぜなら、膜厚の厚いこのまま本塗りすると、

塗装後に剥がしたときにサフェーサーの厚みでサフェーサーのそものの色が出たり、美観に不備が残る可能性が高いからです。

この段階で駄目なところは修正します。

 

 

塗色はお客様と打ち合わせしてこのようなネイビーのオリジナルに決まりました。
塗装中…
この色は割と決まりが良いので
3コートでいこうと思いますウインク
実はフレーム系は塗装するのが非常〜に難しいんです!ガーン
形が入り組んでるので、かけたと思っても全然色がかかっていないことが多々あります。
基本的にスプレーガンを対象物に対して斜めでなく
平行に持ってこないと、まず色はかかりません。
それをすべての曲面に対して均一にやります。
下に写っているビスの立て込み穴とか突起物なんかは
全周から色をかけないと、サフェーサーの色が透けて見えます。
さらに入り組んでる奥の方・・
ここも普通に塗ると色がかかりません。
厳密に言うとかかるんですが、奥だけ狙ってかけるとその周りの塗料が垂れます。
なので、こいううときはスプレーガンの出方のパターンを細く、そしてエアー圧力は落とします。
袋状になっている所は空気逃げることができず、風が吹き返してくるのでうまく塗料が付かないんです。
分かりやすく言うと、コップの中にフーッとしたとき、かけた息が吹き返してく感じ?
つまり塗料も付着する前に跳ね返されてしまうということです。
箱状のものを塗装する時も同じような現象が起こるので、箱状のものは全ての隅や角だけを先に狙ってかけるようにしてます。
今までに工場で工業品や工作機械の補修塗装などもしていたので、こういった吊り塗りや複雑な形状の塗装経験は活きています。

 

 

 

ライトアップ+片手でライトを持っての作業でした。
とにかく見えない!笑
クリアーは3:1クリアーを使用し2コート。
奥の方が血のように染まっていますが、人を◯したわけではありません。
赤い塗料をぶちまけてしまっただけです・・
車もですが、必要なときは毎回水をまいて湿度上昇とホコリの抑制をしてから塗装しています。
なので真夏はサウナです。
よく分かりませんが塗り上がりです。
エンブレム磨きました。

 

かっこいい!!

 

というわけで、ご依頼頂きありがとうございました!

Today's Schedule